お知らせ
これまでの歩み
受け継がれる詩情性
1882年、織屋としての松枝家は松枝光次に始まり、栄、玉記、栄一、5代目哲哉とつながります。卓越した技術と、和歌を愛した3代目玉記は、久留米絣のデザインに単なる模様ではなく、歌の情緒を吹き込むデザイン性の高い創作を行い、「表現」としての久留米絣を切り拓きました。その詩情性は5代目哲哉にも受け継がれ、松枝絣の特徴の一つとなっています。
藍生庵と藍
水を求めて耳納北麓へ
松枝哲哉・小夜子は、藍の美しさをより引き立たせる水を求め、この耳納北麓、久留米市田主丸町竹野に工房「藍生庵」を構えました。植物、風、水、星、自然豊かな工房からの風景は、ここで生まれる作品にも大きな影響を与えています。
藍との向き合い
化学染料や薬品を一切使わず、徳島県産の純正天然藍を、藍菌の発酵によって染められるようにする藍建ては、創業当時から変わらない藍との向き合い。日々の藍の管理、藍への愛情は色の美しさとなって現れます。「藍生」、これは松枝玉記の雅号。藍とともに生き、藍に生かされていくという玉記の思いを今につないでいます。
作品・活動など
技術の継承と新しいデザインの創出
国の重要無形文化財に指定された久留米絣の技術を受けつぐ松枝家。その継承とともに、新しい久留米絣への挑戦が続いています。
地域に生きる、伝承の文化を伝える
松枝家では1998年から毎年、地元・竹野小学校の3年生と藍の生葉染めを行っています。また、2008年からは6年生の卒業制作として、全員でのデザイン考案・絵糸書き・括り・染め・織りを行い、子どもたち一人一人の世界に一枚の絣布作りを実施。地域の伝統文化としての藍、そして久留米絣をより深く感じてもらうための活動を継続しています。
体験Experience
アクセス
matsueda.kasuri●gmail.com (●を@でご入力ください) | |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 不定休 |
住所 | 福岡県久留米市田主丸町竹野3 |
運営元 | 松枝織物有限会社 |